【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザで攻撃を拡大するイスラエル軍は22日も北部ガザ市や南部ハンユニスを空爆するなどし、計32人が死亡した。中東の衛星テレビ、アルジャジーラが伝えた。ガザ市の小児病院を砲撃したほか、ガザ各地で重機約40台も破壊。ガザ当局者は「がれきを撤去し、行方不明者を捜索するために使っていた」とし、攻撃を非難した。
イスラエルメディアは22日、同国政府が治安閣議を開いたと伝えた。ガザの停戦交渉や戦闘継続などを協議したとみられる。報道によると、予備役の大規模招集やガザ攻撃のさらなる強化など、作戦を次の段階に進める期限の設定を求める声が政府内で高まっている。
ガザ保健当局によると、2023年10月の戦闘開始以降のガザ側死者は5万1200人を超える。