ハーバード大への補助金を削減か 米政権、新たに1400億円

共同通信 2025/04/21 [15:50] 公開

 【ニューヨーク共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は20日、米政権が有名私大のハーバード大に対し、新たに医療分野の研究への補助金約10億ドル(約1400億円)の削減を検討していると報じた。既に約23億ドルに上る同大への補助金や契約の凍結を発表している。

 ハーバード大は14日、イスラエルに抗議する学生デモの取り締まり強化に向けた政権の要求を「大学の自治侵害」だとして拒否。政権は他にも大学の非課税資格の撤回を検討するなど圧力を強めようとしている。

 大学側は筋萎縮性側索硬化症の早期発見や結核に関する研究の中断を担当者に指示。補助金の凍結や削減に備えた措置とみられる。