JR東海は21日、東京ディズニーシー(千葉県浦安市)の新エリア「ファンタジースプリングス」をテーマに特別塗装した東海道新幹線の運行を始めた。映画「アナと雪の女王」や「ピーター・パン」に登場するキャラクターの描かれた1編成が、9月中旬までの期間限定で東京―新大阪間を運行する。
一番列車は午前6時43分の名古屋発東京行きで、乗り込んだ乗客をホームの駅員らが手を振って見送った。写真と動画の撮影に訪れた名古屋市の無職、加賀正孝さん(71)は「ディズニー好きの孫たちに送りたい」と笑顔で話した。
主に「ひかり」と「こだま」で運行する。塗装だけではなく、映画「塔の上のラプンツェル」の楽曲を車内メロディーとして使用。座席のヘッドカバーやテーブルの裏のシールにもキャラクターなどがデザインされており、列車の内外でディズニーの世界観を楽しめるよう工夫を凝らした。