セブン-イレブンと商品共同開発へ 佐世保商高生、コンビニの裏側学ぶ

長崎新聞 2025/04/19 [12:43] 公開

情報マーケティング科の生徒たちにセブン―イレブンのマーケティングなどを説明する毛利さん(右)=佐世保市、佐世保商業高

情報マーケティング科の生徒たちにセブン―イレブンのマーケティングなどを説明する毛利さん(右)=佐世保市、佐世保商業高

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コンビニ大手のセブン-イレブン・ジャパンは15日、佐世保市吉岡町の長崎県立佐世保商業高(平山政一校長、510人)で自社の取り組みを講義した。本年度、同校情報マーケティング科マーケティングコースの3年生46人は同社や市と連携し、マーケティングや企画開発などを実践的に学ぶ。
 九十九島を含む西海国立公園指定70周年をきっかけに、環境保全と資源を生かした観光客誘致を目指す市と、地域や環境などに関するビジョンを持つ同社、「観光ビジネス」の県内モデル校である同校による新プロジェクト。生徒らは学びながら、共同での商品開発を目指す。
 初回として同社佐世保地区ディストリクトマネジャーの毛利真さん(52)が発注業務や単品管理の重要性のほか、立地や商圏、客層の分析について解説。同社の人気商品「揚げ鶏」と「ななチキ」の部位や味付けの違いなどに関するクイズも出し、身近なコンビニの裏側を生徒は楽しく学んだ。
 毛利さんは「今回の学習を機に生徒にセブン-イレブンをより身近に使ってもらえれば。若い世代の意見を参考にして、より地域のお客さまに喜んでもらえるようにしたい」と展望を話した。堀添由莉さん(17)は「みんなの心に届くような商品を開発したい」と意気込んだ。