長崎県上空に二重の虹 県内で広く観察か

長崎新聞 2024/08/29 [09:06] 公開

長崎市上空に出現した二重の虹=28日午後6時43分、同市茂里町から撮影

長崎市上空に出現した二重の虹=28日午後6時43分、同市茂里町から撮影

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台風10号が接近する長崎県上空で28日午後6時40分ごろ、二重の虹が出現した。
 長崎市内などでは、ビルの窓などからスマートフォンのカメラを向ける人も。プロ野球パ・リーグの公式戦「ソフトバンク-オリックス」が行われた同市の県営ビッグNスタジアムでも見られ、鮮やかなアーチの共演に歓声が上がった。
 県天文協会の松本直弥会長によると、虹は雨粒に入ってきた太陽光が屈折して出る現象。光の当たり具合や雨の降り方で二重に見えることも。内側の虹が濃く、外側が薄くなり、色の並びは逆になるという。
 松本会長は「佐世保でも、はっきりくっきり見えたので県内で広く観察できたのでは。非常に条件が良かった」と話した。