長崎県五島市は7日、玉之浦町にある市管理の三つの温泉源のうち、荒川地区の「オラビ崎温泉源」と「七岳温泉源」の2カ所について、ホテル開発や既存ホテルでの利用を見込む民間事業者による活用が決定したと明らかにした。
出口太市長が同日開会の定例五島市議会で報告した。
市は温泉源の有効利用を目的に、プロポーザル方式で事業者を公募。2月に審査を実施し決定した。貸付期間はいずれも20年以内。オラビ崎温泉源は税抜き年額11万円以上、七岳温泉源は同7万2千円以上で貸し付ける。
オラビ崎温泉源は、1964~65年に掘削された自噴式の温泉源で、温度71・4度、毎分240リットルの湯量を誇る。かつては国民宿舎や養護老人ホームで利用されていたが、2010年以降は未使用状態が続いていた。今回、東京の不動産開発業「アイランド・ボイス」が事業者に決定。同地区に温泉源を活用したホテルを開発する計画という。
七岳温泉源は1990~91年に掘削された動力揚湯式の温泉源で、温度53・2度、毎分104リットルの湯が湧出している。現在、養護老人ホーム「たちばな荘」で利用されているが、利用時間帯以外の余剰分は七岳川に放流されている。
七岳温泉源の余剰放流分については「双日五島開発」(五島市)の利用が決まった。同社が運営する高級リゾートホテル「五島リトリートray(レイ)」まで温泉を運び、宿泊者向けに活用する方針という。
出口太市長が同日開会の定例五島市議会で報告した。
市は温泉源の有効利用を目的に、プロポーザル方式で事業者を公募。2月に審査を実施し決定した。貸付期間はいずれも20年以内。オラビ崎温泉源は税抜き年額11万円以上、七岳温泉源は同7万2千円以上で貸し付ける。
オラビ崎温泉源は、1964~65年に掘削された自噴式の温泉源で、温度71・4度、毎分240リットルの湯量を誇る。かつては国民宿舎や養護老人ホームで利用されていたが、2010年以降は未使用状態が続いていた。今回、東京の不動産開発業「アイランド・ボイス」が事業者に決定。同地区に温泉源を活用したホテルを開発する計画という。
七岳温泉源は1990~91年に掘削された動力揚湯式の温泉源で、温度53・2度、毎分104リットルの湯が湧出している。現在、養護老人ホーム「たちばな荘」で利用されているが、利用時間帯以外の余剰分は七岳川に放流されている。
七岳温泉源の余剰放流分については「双日五島開発」(五島市)の利用が決まった。同社が運営する高級リゾートホテル「五島リトリートray(レイ)」まで温泉を運び、宿泊者向けに活用する方針という。