九州ならではの新たな魅力を発信する「九州観光まちづくりAWARD(アワード)」の大賞受賞者らが集うシンポジウムが21日、福岡市であった。長崎県雲仙市の「オーガニック直売所タネト」店主の奥津爾(ちかし)さんが登壇。奥津さんは「(タネトのような)直売所が一つできるだけで、その土地の食文化を深めてくれると感じている」と語った。
アワードはJR九州が2022年に「西九州観光まちづくりAWARD」として創設。23年からエリアを九州全域に拡大、名称を変更した。奥津さんは創設年に大賞を受賞。シンポジウムはアワード3周年を記念して開き、4人が講演した。
タネトは地元の在来種を中心としたオーガニックの野菜を販売する直売所で、奥津さんが19年に開業した。講演で奥津さんは、食文化や在来種野菜の多様性に触れ「九州は食で世界一になれる潜在力を持っている」と強調。食の安全保障の面でも、農薬などを輸入に頼らずにできる農業は持続性があると指摘した。タネトのような直売所を九州各地につくるプロジェクトをJR九州に提案した。
このほか「観光まちづくりとは」をテーマにしたパネルディスカッションもあり、アワードの審査員と講演した大賞受賞者が意見を交わした。
アワードはJR九州が2022年に「西九州観光まちづくりAWARD」として創設。23年からエリアを九州全域に拡大、名称を変更した。奥津さんは創設年に大賞を受賞。シンポジウムはアワード3周年を記念して開き、4人が講演した。
タネトは地元の在来種を中心としたオーガニックの野菜を販売する直売所で、奥津さんが19年に開業した。講演で奥津さんは、食文化や在来種野菜の多様性に触れ「九州は食で世界一になれる潜在力を持っている」と強調。食の安全保障の面でも、農薬などを輸入に頼らずにできる農業は持続性があると指摘した。タネトのような直売所を九州各地につくるプロジェクトをJR九州に提案した。
このほか「観光まちづくりとは」をテーマにしたパネルディスカッションもあり、アワードの審査員と講演した大賞受賞者が意見を交わした。