障害者スポーツに支援を! 3月末まで募金呼びかけ 長崎県障スポ協、トップ選手を支援

長崎新聞 2025/02/22 [12:45] 公開

昨年10月の全国障害者スポーツ大会の陸上知的男女共通400メートルリレーでV3を達成した県選抜=佐賀市、SAGAスタジアム

昨年10月の全国障害者スポーツ大会の陸上知的男女共通400メートルリレーでV3を達成した県選抜=佐賀市、SAGAスタジアム

  • 昨年10月の全国障害者スポーツ大会の陸上知的男女共通400メートルリレーでV3を達成した県選抜=佐賀市、SAGAスタジアム
  • 募金を呼びかける県障害者スポーツ協会のチラシ
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長崎県障害者スポーツ協会(上田崇仁会長)は障害者スポーツの普及・強化、パラリンピックなど国際舞台での活躍が期待される選手らを支援するための募金を呼びかけている。3月末まで。
 2014年に地元開催された全国障害者スポーツ大会(全障スポ)「長崎がんばらんば大会」を機に、県内の障害がある人のスポーツを通じた社会参画、競技力は大きく向上した。昨年の全障スポ佐賀大会でも、県勢は陸上知的男女共通400メートルリレーで県選抜チーム(古川侑佳、大石祥、西山蓮、臼木大悟)が45秒90の大会新Vを飾ったのをはじめ、計45個のメダルを獲得。他県の選手団や健常者らと交流を深めながら、たくさんの笑顔と涙とともに「やればできる」という勇気を届けてくれた。
 県協会はそんな喜びの瞬間をより増やしていきたいと、年間を通じて各地で教室などを開催中。障害のある人に体を動かす機会をつくり、スポーツの魅力を伝えている。各競技の強化指定を受けている地元在住選手、全障スポ県代表の強化合宿や遠征費なども助成しており、その費用を自主財源で補っているため、17年から県共同募金会の制度活用を始めた。
 県協会の亀田信樹事務局次長は「ロス・パラを視野に入れている臼木選手をはじめ、パラや全障スポを目指して頑張っているアスリートが何人もいる。そんな国内外で活躍しているトップ選手のサポートも含めて、障害のある人たちに体を動かす機会をたくさんつくりたい。趣旨に賛同してもらえたら」と呼びかけている。問い合わせや募金希望者は長崎市茂里町3の24、県障害者スポーツ協会(電095・894・9686)へ。