長崎・諫早公園の眼鏡橋 ゆっくり楽しんで 園路の供用開始

2024/08/14 [12:00] 公開

眼鏡橋前に完成した園路や植栽帯=諫早公園

眼鏡橋前に完成した園路や植栽帯=諫早公園

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長崎県諫早市高城町の国指定重要文化財「眼鏡橋」一帯の諫早公園再整備事業が完了し、眼鏡橋前に新たに造成された園路などの供用が始まった。
 同公園には以前、市道沿いに駐車帯が設けられていた。ただ、常時開放だったため目的外利用も散見されたほか、眼鏡橋を観光客が撮影する際に駐車車両が邪魔になるなどの問題が指摘されていた。
 市は観光名所としての魅力アップを図るため、事業費として5300万円を予算化。18台分の駐車場を市道を挟んだ反対側に造成したのに続き、かつての駐車帯を中心に園内を再整備し、周囲の景観と調和した園路や植栽帯、ベンチ4基を新設するなどした。
 日没から午後10時までの夜間は二連アーチ橋の眼鏡橋(全長約50メートル)をライトアップ。市は「ベンチに腰かけて眼鏡橋をゆっくりと楽しむことができる。昔の石工職人の技に思いをはせてはいかが」とPRしている。