平和願いチャリティー茶会、ウクライナと文化交流 30人が歓談、作法体験 長崎

2024/08/14 [10:40] 公開

ペトリキフカ塗りの盆を使用したチャリティーお煎茶会=長崎市馬町、市民活動センター「ランタナ」

ペトリキフカ塗りの盆を使用したチャリティーお煎茶会=長崎市馬町、市民活動センター「ランタナ」

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長崎発祥の茶華道の流派「文人流」(5代家元、山口祥泉さん)に、ウクライナの伝統技法で描かれた盆を取り入れ、文化交流を図りつつ、平和を願う「チャリティーお煎茶会」が12日、長崎市内であり、約30人の参加者が作法や歓談を楽しんだ。
 ウクライナ出身で、長崎大大学院生のアナスタシア・ストラシコさん(25)が、煎茶教室に通い始め、同国の「ペトリキフカ塗り」で花などを描いた盆を山口さんに贈ったことをきっかけに開催。平和を願うため8月9日付近での実施を検討していた。
 文人流の煎茶は湯加減を変えて3度楽しむ特徴がある。体験した、長崎市、飲食店経営の原野俊輔さん(47)は「茶の世界に異文化を取り入れるのが長崎らしいと感じた」と話した。
 参加費は500円で、売り上げは全て人道支援団体に寄付する。