長崎市の作家、村山早紀さん(61)が人気シリーズ3年ぶりの新刊「コンビニたそがれ堂 夜想曲」(ポプラ社)を刊行した。欲しいものが何でも手に入る魔法のコンビニ「たそがれ堂」を舞台にしたシリーズで、本編10巻目。心の奥に明かりをともし、涙も誘う感動の物語4編がつづられている。
「たそがれ堂」は、架空の街・風早の駅前商店街の外れにあり、大切な探しものがある人だけがたどり着けるといわれている。店長は万能の神さまで、アルバイト店員は化け猫。新刊では宇宙人も来店する。そんな児童文学とファンタジー、SF小説の魅力が詰まったような作品は子どもからシニアまで幅広い人気を集め、シリーズ累計50万部を突破した。
新刊は「昭和レトロ」が隠しテーマで、どこか懐かしい雰囲気が漂う。家族の絆を描いた「ノクターン」など書き下ろし3編と、単行本「コンビニたそがれ堂セレクション」から村山さんがシリーズ1、2位を争うほどお気に入りという「天使の絵本」1編を加えた。
村山さんは「面白い話を書けたらいいなと思っていて、結果的に私じゃなきゃ書かないストーリーに。新型コロナ第11波がはやり、ガザやウクライナでは戦争が続くなど、まだまだ世の中は暗い。そんな中、ほっとするひとときを楽しんでほしい」と話している。
「コンビニたそがれ堂 夜想曲」は文庫判、286ページ、770円。
「たそがれ堂」は、架空の街・風早の駅前商店街の外れにあり、大切な探しものがある人だけがたどり着けるといわれている。店長は万能の神さまで、アルバイト店員は化け猫。新刊では宇宙人も来店する。そんな児童文学とファンタジー、SF小説の魅力が詰まったような作品は子どもからシニアまで幅広い人気を集め、シリーズ累計50万部を突破した。
新刊は「昭和レトロ」が隠しテーマで、どこか懐かしい雰囲気が漂う。家族の絆を描いた「ノクターン」など書き下ろし3編と、単行本「コンビニたそがれ堂セレクション」から村山さんがシリーズ1、2位を争うほどお気に入りという「天使の絵本」1編を加えた。
村山さんは「面白い話を書けたらいいなと思っていて、結果的に私じゃなきゃ書かないストーリーに。新型コロナ第11波がはやり、ガザやウクライナでは戦争が続くなど、まだまだ世の中は暗い。そんな中、ほっとするひとときを楽しんでほしい」と話している。
「コンビニたそがれ堂 夜想曲」は文庫判、286ページ、770円。