自動車生産設備の自動化で事業所 フォルテックが佐世保に立地 大阪の企業、5年間で20人雇用

2025/01/06 [12:35] 公開

長崎県佐世保市は26日、自動車生産設備の自動化やシステム研究開発をするフォルテック(大阪府箕面市)が、同市相浦町に長崎事業所を立地したと発表した。同市小佐々町の市営工業団地に進出している自動車内装品製造業、双葉産業の関連会社で、5年間で20人の新規雇用を予定している。
 同社は2021年8月に設立。大阪、大分に事業所があり、長崎事業所は国内3番目の拠点となる。
 市によると、今月12日に開所式を済ませ、本格的な事業開始は26年4月を予定している。長崎事業所では、自動車用シートカバーの縫製工程の自動化や縫製技術の数値化、システム化による技術の標準化に取り組む。
 市は、市内で製造業の研究開発をする企業が比較的少ないことから、企業誘致活動を続けてきた。宮島大典市長は26日の定例会見で「優秀な理系人材の受け皿として大いに期待。人材確保や大学、高専との技術連携に向けた支援をしていきたい」と話した。