九州農政局は、地域資源や文化を活用して活性化に取り組む優良事例「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」に、「ちゃんぽん番長」として知られる長崎県雲仙市小浜町の林田真明さん(55)らを選んだと発表した。林田さんは「具材には県内の農畜水産物が盛りだくさん。ちゃんぽんと県産品のおいしさを広めたい」と喜びを語った。
農山漁村の宝は農林水産省の事業。全国から496件の応募があり、27団体と3人を選定。同局はそれ以外にも優れた取り組みがあるとして、別に九州内の3団体と林田さんを選んだ。
小浜ちゃんぽんは長崎ちゃんぽんと比べスープがあっさりめ。殻付き小エビなど、地元の海山の幸がたっぷり入っているのが魅力。
林田さんは市職員だった2007年、この郷土食を名物にしようと、提供する16軒の飲食店を紹介した「マップ」を手作りした。有志と「小浜ちゃんぽん愛好会」を立ち上げ、学ランを着て「ちゃんぽん番長」を務め、市内外で食のイベントを企画。飲食店と生産者を結び付け地域を活性化した点などが評価された。
13年には林田さんをモデルにしたNHKドラマ「私(うち)の父はチャンポンマン」が全国放送され、知名度が上がった。活動は国外にも広がる。12月は台湾のイベントに招かれ、料理人とともに地元食材を使ったちゃんぽんを振る舞う。
今年3月に市を退職し「県食のアンバサダー」第1号として、県内の豊富な食材を全国に売り込んでいる。「ちゃんぽんは食べ飽きない。インバウンド(訪日客)を呼び込むツールにしたい」と張り切る。(関根めぐみ)
同愛好会は12月8日午前9時~午後3時、雲仙市吾妻町のJA全農ながさき県南家畜市場で、市内特産品が集まる市産業まつりに出店。小浜ちゃんぽん1杯500円。まつりには約100の団体、個人が農海産物や加工品などを販売。国見総合支所、ハマユリックスホール(南串山町)、市役所本庁(吾妻町)を出発する無料シャトルバスを運行。小雨決行。問い合わせは市観光物産課(電0957・47・7834)。
農山漁村の宝は農林水産省の事業。全国から496件の応募があり、27団体と3人を選定。同局はそれ以外にも優れた取り組みがあるとして、別に九州内の3団体と林田さんを選んだ。
小浜ちゃんぽんは長崎ちゃんぽんと比べスープがあっさりめ。殻付き小エビなど、地元の海山の幸がたっぷり入っているのが魅力。
林田さんは市職員だった2007年、この郷土食を名物にしようと、提供する16軒の飲食店を紹介した「マップ」を手作りした。有志と「小浜ちゃんぽん愛好会」を立ち上げ、学ランを着て「ちゃんぽん番長」を務め、市内外で食のイベントを企画。飲食店と生産者を結び付け地域を活性化した点などが評価された。
13年には林田さんをモデルにしたNHKドラマ「私(うち)の父はチャンポンマン」が全国放送され、知名度が上がった。活動は国外にも広がる。12月は台湾のイベントに招かれ、料理人とともに地元食材を使ったちゃんぽんを振る舞う。
今年3月に市を退職し「県食のアンバサダー」第1号として、県内の豊富な食材を全国に売り込んでいる。「ちゃんぽんは食べ飽きない。インバウンド(訪日客)を呼び込むツールにしたい」と張り切る。(関根めぐみ)
同愛好会は12月8日午前9時~午後3時、雲仙市吾妻町のJA全農ながさき県南家畜市場で、市内特産品が集まる市産業まつりに出店。小浜ちゃんぽん1杯500円。まつりには約100の団体、個人が農海産物や加工品などを販売。国見総合支所、ハマユリックスホール(南串山町)、市役所本庁(吾妻町)を出発する無料シャトルバスを運行。小雨決行。問い合わせは市観光物産課(電0957・47・7834)。