長崎・西海市長選があす投開票 市議選、県議補選も

長崎新聞 2025/04/19 [10:14] 公開

任期満了に伴う長崎県西海市長選と同市議選(定数16)、欠員に伴う県議補選同市区(被選挙数1)は20日に投開票される。市長選は新人が三つどもえの争いを展開。市議選は現職、新人計18人、県議補選は新人2人がそれぞれ激戦を繰り広げている。
 投票はいずれも20日(大瀬戸町松島、崎戸町江島、平島は19日)午前7時(松島は同8時)から午後6時まで市内38カ所で行われ、同8時から大瀬戸総合運動公園体育館で開票する。県議補選は同10時、市長選は同11時、市議選は同11時半ごろに大勢が判明する見通し。
 市長選はいずれも無所属新人で、元県議の瀬川光之氏(63)=自民、公明推薦=、元市議の田﨑耕太氏(42)、司法書士の武宮雄志氏(42)の3人が、人口減少対策などを争点に舌戦を繰り広げている。
 瀬川氏は県議6期22年の実績と経験を強調し「課題解決には県や国とのパイプが必要」とアピール。田﨑氏は長崎オランダ村を巡る訴訟などの全面的早期解決を主張し「一刻も早く市政を立て直す」と訴える。武宮氏は若い世代の定住人口増を掲げ「古里の未来のために」と子育て支援の政策実現を唱える。
 定数が18から16に減って初の市議選には現職10人、新人8人が立候補。県議補選はいずれも無所属新人で、元市議の田川正毅氏(65)=自民推薦=、同市の経営コンサルタント会社社長、川口豪紀氏(50)の一騎打ちとなっている。
 有権者数は2万913人(男1万185、女1万728)=12日現在、市選管調べ=。