江戸時代まで朝鮮王朝が日本に送っていた外交使節「朝鮮通信使」の船を韓国で復元した木造船が9日、長崎県壱岐市の勝本港に入り「260年ぶり」の寄港を歓迎するセレモニーが開かれた。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」に登録されている朝鮮通信使は1811年まで日本を訪れ、壱岐へは1764年まで寄港した。復元船は韓国の国立海洋文化財研究所が建造。昨年、対馬市を訪れていた。今回は7月31日に釜山を出航して日本のゆかりの地を訪れており、対馬、壱岐、福岡県の相島を経て8月21日に下関に入港予定。
9日の入港セレモニーで篠原一生市長は「壱岐は日本と大陸の中間に位置し、古代より海上交通の要所として栄えてきた。260年ぶりの朝鮮通信使の皆さまを歓迎する」とあいさつ。釜山文化財団の李美蓮代表理事は「壱岐市と朝鮮通信使を媒介とした多様な交流が拡大することを期待する」と述べた。
歓迎式では入港パレードのほか、勝本町の壱州荒海太鼓・風舞組の和太鼓演奏や記念品の贈呈があった。市の参加者約60人は船内に招かれ、釜山芸術団による伝統楽器演奏や踊りが披露された。16日まで停泊している。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」に登録されている朝鮮通信使は1811年まで日本を訪れ、壱岐へは1764年まで寄港した。復元船は韓国の国立海洋文化財研究所が建造。昨年、対馬市を訪れていた。今回は7月31日に釜山を出航して日本のゆかりの地を訪れており、対馬、壱岐、福岡県の相島を経て8月21日に下関に入港予定。
9日の入港セレモニーで篠原一生市長は「壱岐は日本と大陸の中間に位置し、古代より海上交通の要所として栄えてきた。260年ぶりの朝鮮通信使の皆さまを歓迎する」とあいさつ。釜山文化財団の李美蓮代表理事は「壱岐市と朝鮮通信使を媒介とした多様な交流が拡大することを期待する」と述べた。
歓迎式では入港パレードのほか、勝本町の壱州荒海太鼓・風舞組の和太鼓演奏や記念品の贈呈があった。市の参加者約60人は船内に招かれ、釜山芸術団による伝統楽器演奏や踊りが披露された。16日まで停泊している。