ハローキティと長崎グラバー園 ともに50周年 プロジェクションマッピング始まる

2024/07/21 [11:32] 公開

ハローキティとコラボしたプロジェクションマッピングが映し出された旧三菱第2ドックハウス=長崎市南山手町、グラバー園

ハローキティとコラボしたプロジェクションマッピングが映し出された旧三菱第2ドックハウス=長崎市南山手町、グラバー園

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今年9月、開園50周年を迎える長崎市南山手町のグラバー園で20日、サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」とコラボしたプロジェクションマッピングの上映が始まった。来年3月末まで。
 今年、生誕50周年を迎えるキティは現在、同園の広報大使を務めている。映像は旧三菱第2ドックハウスに投影。旧グラバー住宅最後の居住者ジョセフ・ゴールズビーとバーバラ夫人が、同住宅をオペラ「蝶々夫人」の舞台のようだと「マダムバタフライハウス」と呼んだことから、キティと蝶を核とした演出にした。上映時間は5分程度で長崎の市花「アジサイ」など長崎らしい要素も盛り込んでいる。
 19日、関係者向けの点灯式があった。開園50周年記念事業実行委員会の村木昭一郎会長(長崎国際観光コンベンション協会長)は、「長崎市の夜景観光の目玉となって地域経済活性化の一環になれば」とあいさつ。投影時間は10月9日まで日没から午後9時ごろ。同10日からは同8時ごろまで。1日6回程度公演する。
 他にも「明治夜宴」と称した、夜のデジタルアートイベントも始まった。園内の旧リンガー住宅など3カ所でオペラの劇中歌をアレンジした音楽と一緒に映像を楽しめる。