島ににぎわいを取り戻したい-。長崎市高島町の地域おこし協力隊、池田美和子さん(55)が、住民と観光客の交流拠点となるようなコーヒーショップを同町に開業しようと、クラウドファンディング(CF)で資金を募っている。11月末まで。
池田さんは島原市出身。親の仕事の都合で小学6年から中学卒業まで高島町で暮らした。高校卒業後は福岡市に居住。結婚し家族3人で暮らしていたが、池田さんが38歳の時、夫がくも膜下出血で突然亡くなった。
「明日が来ないこともある」。それまでパートとして働き、何げない日々を過ごしていた池田さんだったが、自分がやりたいことをやろうと一念発起。2011年に同市にコーヒーショップを開業した。16年からは障害者支援活動も実施し、多くの人と人をつないできた。
昨年、父親の家を整理していると、高島で暮らしていた時に撮った1枚の写真が出てきた。高島の現状を調べたところ、池田さんが住んでいた当時5千人ほどだった人口は約260人に減少。島に行ってみると、人が住める場所も店も少なくなっていて衝撃を受けた。「かつてのにぎわいを復活させたい」。今年3月に高島地区の地域おこし協力隊に着任した。
高島港から徒歩3分ほどのところにある市場内で、コーヒーショップの開業を目指す。集まった資金は内装工事費に充て、2025年3月の開業を予定。支援金額ごとにリターンがあり、2千円でコーヒーチケット、3千円でドリップバック4種セットのほか、1万円でコーヒーショップの1日オーナー券や島内巡りの参加券(ガイド付き)などの特典を用意する。
池田さんは「ただコーヒーを飲むだけでなく、高島の現状を知り、島が活気づく新たな活動が生まれる場所になれば」と語る。
CFはサイト「フォーグッド」で実施している。
池田さんは島原市出身。親の仕事の都合で小学6年から中学卒業まで高島町で暮らした。高校卒業後は福岡市に居住。結婚し家族3人で暮らしていたが、池田さんが38歳の時、夫がくも膜下出血で突然亡くなった。
「明日が来ないこともある」。それまでパートとして働き、何げない日々を過ごしていた池田さんだったが、自分がやりたいことをやろうと一念発起。2011年に同市にコーヒーショップを開業した。16年からは障害者支援活動も実施し、多くの人と人をつないできた。
昨年、父親の家を整理していると、高島で暮らしていた時に撮った1枚の写真が出てきた。高島の現状を調べたところ、池田さんが住んでいた当時5千人ほどだった人口は約260人に減少。島に行ってみると、人が住める場所も店も少なくなっていて衝撃を受けた。「かつてのにぎわいを復活させたい」。今年3月に高島地区の地域おこし協力隊に着任した。
高島港から徒歩3分ほどのところにある市場内で、コーヒーショップの開業を目指す。集まった資金は内装工事費に充て、2025年3月の開業を予定。支援金額ごとにリターンがあり、2千円でコーヒーチケット、3千円でドリップバック4種セットのほか、1万円でコーヒーショップの1日オーナー券や島内巡りの参加券(ガイド付き)などの特典を用意する。
池田さんは「ただコーヒーを飲むだけでなく、高島の現状を知り、島が活気づく新たな活動が生まれる場所になれば」と語る。
CFはサイト「フォーグッド」で実施している。