長崎市が柔道・永瀬選手に「栄誉市民」 県も栄誉特別賞、25日に表彰式

2024/10/20 [12:00] 公開

パリ五輪で2連覇を達成した長崎市出身の永瀬選手

パリ五輪で2連覇を達成した長崎市出身の永瀬選手

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長崎市の鈴木史朗市長は18日の定例会見で、パリ五輪の柔道男子81キロ級で2連覇を達成した同市出身の永瀬貴規選手(31)に「栄誉市民」の称号を贈ると発表した。鈴木市長は「多くの市民に深い感動と勇気、明るい希望を届けていただいた」とたたえた。
 25日に市議会議場で顕彰式を開き、栄誉市民証書を授与する。栄誉市民は最高位の「名誉市民」に次ぐ称号で、公共の福祉の増進や産業、経済、文化の発展などに顕著な功績がある人らに贈る。永瀬選手が14例目で、スポーツ分野の授与は初めて。
 永瀬選手は長崎大付属中から長崎日大高に進み、筑波大卒業後は旭化成に所属。2016年のリオデジャネイロ五輪で銅メダル、21年の東京五輪と今年のパリ五輪で金メダルを獲得し、81キロ級で史上初の五輪連覇を達成した。
 県も25日午前10時から、永瀬選手に贈る「県民栄誉賞特別賞」の表彰式を県議会議場で開く。県議会棟4階の傍聴席から観覧できる。定員160人。申し込みは22日午後5時までにQRコードから。応募多数の場合、期間内でも受け付けを締め切り、先着順とする。問い合わせは県秘書課(電095・895・2015)。