JR九州のICカード「SUGOCA」 利用エリアを拡大 来月から長崎、佐賀両県19駅で導入

2024/09/05 [12:00] 公開

JR九州の交通系ICカード「SUGOCA(スゴカ)」が10月3日から長崎、佐賀両県の19駅で新たに利用可能になる。このうち県内は佐世保、日宇、大塔、早岐、三河内、ハウステンボスの6駅。同日は佐世保駅、武雄温泉駅で記念セレモニーを開く。
 西九州新幹線の開業効果を見据え、同社が両県と締結している包括的連携協定に基づく取り組み。長崎線の佐賀県内にある鍋島-江北、佐世保線(江北-佐世保)の全駅、大村線のハウステンボスで利用ができるようになる。佐賀県での熱気球イベント期間に開設する臨時駅「バルーンさが」も含む。
 スゴカ以外の交通系ICカードも利用可能。県内6駅のうち、スゴカを購入できるのは早岐、佐世保、ハウステンボスの3駅となっている。今回のエリアと、既に導入している長崎駅など、ほかのエリアをまたいでの利用はできない。
 現在の県内の利用エリアは長崎線の長崎-諫早、大村線の諫早-竹松。県は今後、大村線(早岐-諫早)のICカード導入を目指しており、実現すれば長崎-佐世保でICカードを利用できるようになる。