長崎県対馬市豊玉町の市立豊玉小(三上雅生校長、113人)の6年生21人が郷土への思いを込め、対馬をテーマにした歌「ふるさと対馬」を授業の一環で作った。児童が歌詞の原案を作り、同町在住の音楽家、松下寛史さん(44)、祥子さん(46)夫妻が作詞・作曲した。
6年生は昨春から、対馬の未来を考える授業で島の現状や課題を調べた。「どういう島にしていきたいか」と見詰めるうちに「歌を作りたい」という声が上がり、歌詞の原案を作成した。上野凌空さん(12)は「海や山などの要素を歌詞に入れたいと思った」と振り返る。
松下さん夫妻は子どもが豊玉小に通っており、作歌に関わった。作詞を担当した祥子さんは、対馬の歴史文化や自然といった要素は外せないと考えたという。「対馬6町の人々が、それぞれ自分の地域を思い起こして聴いてほしい。だから(特定の)地域色は出さなかった」と語る。
9月に完成した曲はバラード調。豊かな自然など島の魅力を「受け継ぎたい」という児童の思いが反映されている。歌は地域の文化祭などで披露。卒業式で歌うことも考えている。
上野さんは「地元がさらに好きになった」と笑顔を浮かべた。祥子さんは「(歌が)古里の魅力の再発見につながれば」と願っている。
6年生は昨春から、対馬の未来を考える授業で島の現状や課題を調べた。「どういう島にしていきたいか」と見詰めるうちに「歌を作りたい」という声が上がり、歌詞の原案を作成した。上野凌空さん(12)は「海や山などの要素を歌詞に入れたいと思った」と振り返る。
松下さん夫妻は子どもが豊玉小に通っており、作歌に関わった。作詞を担当した祥子さんは、対馬の歴史文化や自然といった要素は外せないと考えたという。「対馬6町の人々が、それぞれ自分の地域を思い起こして聴いてほしい。だから(特定の)地域色は出さなかった」と語る。
9月に完成した曲はバラード調。豊かな自然など島の魅力を「受け継ぎたい」という児童の思いが反映されている。歌は地域の文化祭などで披露。卒業式で歌うことも考えている。
上野さんは「地元がさらに好きになった」と笑顔を浮かべた。祥子さんは「(歌が)古里の魅力の再発見につながれば」と願っている。