115歳の女性死去、岐阜・土岐 国内最高齢は愛知の114歳に

共同通信 2025/04/28 [19:10] 公開

林おかぎさん(家族提供)

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  • 林おかぎさん(家族提供)
  • 厚労省=東京・霞が関
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 厚生労働省は28日、国内最高齢の115歳だった岐阜県土岐市の林おかぎさんが4月26日午前8時39分、心不全のため土岐市内の病院で死去したと発表した。新たな国内最高齢は愛知県幸田町に住む114歳の近藤ミネさんとなった。

 同省などによると、林さんは土岐市出身で、1909(明治42)年9月2日生まれ。昨年12月に兵庫県芦屋市の女性が116歳で亡くなり、国内最高齢となっていた。土岐市の加藤淳司市長は「市民に希望を与えてくれた林さんの突然の訃報に大変驚き、哀惜の念に堪えない。心からお悔やみ申し上げる」とのコメントを発表した。

 近藤さんは1910(明治43)年9月1日生まれ。三女の藤田すみ子さん(74)が28日、幸田町内で取材に応じ、近藤さんの長生きの理由について「好き嫌いせずに食べること。『うまい、うまい』が口癖」と明かした。ひ孫が33人、やしゃごは11人いる。数年前から車いす生活を送っており、今年3月からは誤嚥性肺炎のため、病院に入院しているという。