トランプ大統領に被爆地訪問求める 長崎、広島両市長「強いリーダーシップ発揮して」

2025/01/29 [10:15] 公開

鈴木史朗長崎市長と松井一実広島市長は28日、東京の在日米大使館を訪問し、被爆80年に合わせてトランプ大統領に被爆地を訪問するよう要請した。
 長崎市によると、同日午前、両市長がキャサリン・モナハン駐日米臨時代理大使と面会。被爆地訪問で被爆者の証言と平和への思いを受け止め「核兵器に依存する考え方から脱却し、核兵器廃絶とその先にある世界恒久平和の実現に向けて強いリーダーシップを発揮していただきたい」などとする要請文を手渡した。
 モナハン氏は面会で、被爆80年での被爆地訪問はこれ以上ない機会として、両市長の思いをトランプ氏に確実に伝えると述べたという。
 鈴木市長は同日午後、市役所で報道陣の取材に応じ、トランプ氏が核軍縮協議に意欲を示したことについて「実際に行動に移すことが大切。被爆地として注視する」と話した。