庭園デザイナーの石原和幸さん（長崎市出身）金賞！　米フィラデルフィアフラワーショー２０２５

３月１日から９日間、米ペンシルベニア州で開かれた「フィラデルフィアフラワーショー２０２５」のランドスケープ（庭園）部門で、長崎市出身の庭園デザイナー、石原和幸さん（６７）の作品がゴールドメダル（金賞）を受賞した。同ショーへの日本人の出展は初めて。
　１８２９年から続く世界最古の室内フラワーショーで、毎年３月上旬に開かれている。今年は「庭園」「花」などの全３部門に、計６０組以上が出展した。
　石原さんの作品「Ｔｏｍｏｒｒｏｗ’ｓ　Ｅｄｅｎ」は、米オレゴン州の造園会社との共同出展。今大会のコンセプト「明日の庭」に沿って、地球が汚染や気候変動により危機に直面する中での自然の再生を表現。来場者に未来の環境への希望を与える一方で、警鐘を鳴らす作品に仕上げた。
　石原さんの作品は、総合金賞のほか、英国王立園芸協会賞など計六つの賞を受けた。石原さんは「今後も日本の素晴らしい庭園文化を世界にアピールしてきたい」としている。