明治安田J2第11節第1日(25日・ピーススタジアムほか=8試合)V・ファーレン長崎はいわきに3-4で敗れ、5試合ぶりの白星をつかめなかった。通算4勝3分け4敗の勝ち点15で9位に後退した。
故障から復帰した安部が今季初先発したV長崎。前半の序盤はいわきに押し込まれる展開が続き、36分にペナルティーエリア内で関口が相手を倒してPKを与えた。これを決められて先制を許したが、追加タイムに左CKのこぼれ球を松本が拾ってゴール前へ送り、フアンマがGKをかわして同点ゴールを決めた。
これで勢いに乗るかに見えたが、逆に後半6分にFKから失点すると、23分にもカウンターから3点目を献上。30分に増山のシュートのこぼれ球をフアンマが押し込んで1点差に詰めたが、33分にCKを頭で流し込まれて4点目を失った。追加タイムに増山の右クロスをフアンマがねじ込んでハットトリックを達成したものの、その後の猛攻は実らなかった。
首位千葉は秋田を3-1で下して勝ち点30に。2位大宮は札幌を1-0で退けて、勝ち点を23に伸ばした。
第11節最終日の26日は各地で残り2試合を実施。第12節は29日、各地で10試合が行われ、V長崎は午後2時から札幌市の大和ハウスプレミストドームで札幌と対戦する。
◎フアンマのハットトリック なのに勝てない
最後の最後までゴールに迫る気迫は見せた。気持ちのこもったフアンマのハットトリックだった。なのに勝てない。V・ファーレン長崎は、ここまでの10試合でわずか5得点の最下位いわきから4点を奪われて敗戦。「応援に来てくれた方々を失望させる試合をしてしまった」。下平監督の言葉に力はなく、表情は硬かった。
PKで先制されながらも、前半終了間際にフアンマのゴールで追いつく。スタジアムは沸き、勢いづくには申し分ない展開だった。だが、後半6分にFKからあっさりと失点。また、追いかける立場になった。
3点目を許し、フアンマのゴールで1点差に詰め寄ったが、CKでまたも簡単に失点。44分にフアンマが進言して右と左のウイングを入れ替え、追加タイムには右に回った増山の右クロスをフアンマがたたきこんで再び1点差としたものの届かなかった。
「(悪い)流れを変えるために、絶対に勝たないといけない試合だった」とフアンマは厳しい表情で振り返る。「それにしては4失点はいただけない。もっとやらないといけないことが、ゲームの中で散見された」。気を吐いたスペイン人ストライカーは悔しそうに言葉をつないだ。
直近5試合で14失点の1分け4敗。守備の崩壊は明らかだ。下平監督は「大なたを振るうことも考えないといけない。それはシステムなのか、やり方なのか、そこも含めて考えていきたい」。とにかく勝って、流れを変えたい。
故障から復帰した安部が今季初先発したV長崎。前半の序盤はいわきに押し込まれる展開が続き、36分にペナルティーエリア内で関口が相手を倒してPKを与えた。これを決められて先制を許したが、追加タイムに左CKのこぼれ球を松本が拾ってゴール前へ送り、フアンマがGKをかわして同点ゴールを決めた。
これで勢いに乗るかに見えたが、逆に後半6分にFKから失点すると、23分にもカウンターから3点目を献上。30分に増山のシュートのこぼれ球をフアンマが押し込んで1点差に詰めたが、33分にCKを頭で流し込まれて4点目を失った。追加タイムに増山の右クロスをフアンマがねじ込んでハットトリックを達成したものの、その後の猛攻は実らなかった。
首位千葉は秋田を3-1で下して勝ち点30に。2位大宮は札幌を1-0で退けて、勝ち点を23に伸ばした。
第11節最終日の26日は各地で残り2試合を実施。第12節は29日、各地で10試合が行われ、V長崎は午後2時から札幌市の大和ハウスプレミストドームで札幌と対戦する。
◎フアンマのハットトリック なのに勝てない
最後の最後までゴールに迫る気迫は見せた。気持ちのこもったフアンマのハットトリックだった。なのに勝てない。V・ファーレン長崎は、ここまでの10試合でわずか5得点の最下位いわきから4点を奪われて敗戦。「応援に来てくれた方々を失望させる試合をしてしまった」。下平監督の言葉に力はなく、表情は硬かった。
PKで先制されながらも、前半終了間際にフアンマのゴールで追いつく。スタジアムは沸き、勢いづくには申し分ない展開だった。だが、後半6分にFKからあっさりと失点。また、追いかける立場になった。
3点目を許し、フアンマのゴールで1点差に詰め寄ったが、CKでまたも簡単に失点。44分にフアンマが進言して右と左のウイングを入れ替え、追加タイムには右に回った増山の右クロスをフアンマがたたきこんで再び1点差としたものの届かなかった。
「(悪い)流れを変えるために、絶対に勝たないといけない試合だった」とフアンマは厳しい表情で振り返る。「それにしては4失点はいただけない。もっとやらないといけないことが、ゲームの中で散見された」。気を吐いたスペイン人ストライカーは悔しそうに言葉をつないだ。
直近5試合で14失点の1分け4敗。守備の崩壊は明らかだ。下平監督は「大なたを振るうことも考えないといけない。それはシステムなのか、やり方なのか、そこも含めて考えていきたい」。とにかく勝って、流れを変えたい。