【ワシントン共同】米紙ワシントン・ポスト電子版は19日、トランプ政権が18日公開したケネディ大統領暗殺に関する機密文書に、議会関係者ら少なくとも200人の社会保障番号など個人情報が含まれていたと報じた。私的な情報を世間にさらされた関係者は公開方法が「ずさんだった」と憤慨している。
第1次トランプ政権やバイデン前政権が公開した資料は黒塗りの部分が多かった。今回はトランプ大統領が全面公開を求めたため、黒塗りの部分が比較的少なく、国立公文書館のホームページで誰でも閲覧できる。
公開文書で個人情報を暴露された弁護士ジョゼフ・ディジェノバさん(80)は過去の大統領選でトランプ陣営の法律顧問を務めた経験があるが、政権の文書公開については「言語道断だ」と批判した。