長崎県五島市崎山沖で整備が進む浮体式洋上風力発電の集合施設(ウインドファーム)で、計8基の風車のうち最後となる8号機が26日、福江港そばの建造ヤードから搬出された。椛島沖で立て起こしやブレード(羽根)を取り付けた後、今夏までに設置海域に運ばれ、2026年1月の稼働を目指す。
施設は戸田建設などでつくる合同会社が整備を進め、商用では国内初の浮体式洋上集合発電施設。現場海域には6基が既に設置され、7号機も間もなく設置が完了する見通し。8基全てが稼働すると、一般家庭約1万4400世帯分の電力をまかなえ、太陽光などと合わせて同市の再生可能エネルギー率は現在の50%から80%近くまで向上する。
8号機は同日、甲板から7・4メートルまで潜水可能な半潜水型スパッド台船(全長110メートル、全幅45メートル)に積まれ、波風の影響が少ない椛島沖へ輸送された。立て起こしやブレードの取り付けなどを経て、国が指定する再エネ海域利用の促進区域内に運ばれる。
戸田建設五島洋上風力プロジェクト部の新川泰弘工事長は「課題を乗り越えながら、ようやく最後の1基を浜出しできた。パイロットファームの経験を生かし、地域の再エネ利用に貢献できれば」と話した。
風車はブレード先端までの全長が約176メートル、円筒部の最大直径は約8メートル、総重量は約3400トン。1基当たりの出力は2メガワット。
施設は戸田建設などでつくる合同会社が整備を進め、商用では国内初の浮体式洋上集合発電施設。現場海域には6基が既に設置され、7号機も間もなく設置が完了する見通し。8基全てが稼働すると、一般家庭約1万4400世帯分の電力をまかなえ、太陽光などと合わせて同市の再生可能エネルギー率は現在の50%から80%近くまで向上する。
8号機は同日、甲板から7・4メートルまで潜水可能な半潜水型スパッド台船(全長110メートル、全幅45メートル)に積まれ、波風の影響が少ない椛島沖へ輸送された。立て起こしやブレードの取り付けなどを経て、国が指定する再エネ海域利用の促進区域内に運ばれる。
戸田建設五島洋上風力プロジェクト部の新川泰弘工事長は「課題を乗り越えながら、ようやく最後の1基を浜出しできた。パイロットファームの経験を生かし、地域の再エネ利用に貢献できれば」と話した。
風車はブレード先端までの全長が約176メートル、円筒部の最大直径は約8メートル、総重量は約3400トン。1基当たりの出力は2メガワット。