長崎県大村市原町の障害者支援施設「三彩の里」で、利用者が製作した焼き物などを売る「陶器まつり」が3日から開かれている。5日まで。
同施設は焼き物の製作などを通じて障害者の社会復帰を図っている。陶器まつりの開催は今年で38回目。売り上げは利用者の工賃に充てられる。
会場には利用者が製作した皿や茶わんなど焼き物約2万点がずらり。中には土偶を模した陶器など芸術的な作品も並ぶ。利用者はろくろを使って丁寧に器を作っていた。パンなど食べ物の販売もあり、多くの人でにぎわった。
江口司理事長は「一般商品に負けないよう頑張ってきた。お客さんから『上手だね』などと言葉をかけられると、利用者にとってもうれしい」と話した。
皿や茶わん、2万点ずらり 大村「三彩の里陶器まつり」
2024/05/05 [11:12] 公開