長崎県高校春季選手権は22日、各地で3競技が行われ、バスケットボールの男子決勝は長崎東が長崎工に75-69で競り勝ち、19年ぶり6度目の優勝を飾った。女子決勝は島原中央が長崎西を79-54で下して初優勝した。
バレーボールの女子決勝は、西彼杵が聖和女学院に2-1で競り勝って初優勝。男子決勝は大村工が佐世保南に2-0でストレート勝ちして3連覇を果たした。
ハンドボールの女子は純心女が21年ぶり4度目の優勝。決勝は清峰を24-21で破った。男子は瓊浦が2年連続26度目の頂点に立った。決勝は長崎日大を26-15で退けた。
◎西彼杵が初V 悔しさ胸にリベンジ
バレーボール女子決勝はフルセットの末、西彼杵が聖和女学院に競り勝った。今年1月の県新人大会決勝のリベンジを果たしての初優勝。ゲームキャプテンのOH佐藤侑は「負けた悔しさを持って臨んだ。第2セットを取られたが、声かけなどでいい雰囲気をつくれて最終セットを奪い返せた」と勝因を挙げた。
正セッターで主将の平川が今月の地区大会で負傷。代わりに、入学したばかりの横田がコートに入り、「先輩たちを信じて上げ続けた」。巧みなトスワークで攻撃をけん引する下級生の頑張りに、OH田中らが相手ブロックにひるまずスパイクを打ち込んだ。
ライバルを下して弾みをつけ、次は県高総体で初の頂点を狙う。佐藤侑は「春季大会の優勝は通過点。6月までにもっと強くなって全国で戦える力をつけないといけない」と気を引き締めた。