12年ぶりの選挙戦となった長崎県の西彼長与町長選で、一騎打ちを制し4選を果たしたのは現職の吉田愼一さん(73)。吉無田郷の選挙事務所に朗報が届くと、支持者らが拍手で出迎え、喜びを分かち合った。
12年前は、4選を目指した現職(当時)を破って初当選。2、3期目が無投票となり、現職としては今回が初の選挙戦だった。くしくも初戦とは真逆の構図。自身は「チャレンジャーの気持ち」で臨んだ。
人口減少対策や魅力ある街づくりに力を入れ、正確で堅実な行政運営を評価する声も多い。「これまでの実績をある程度見通せるまでやり遂げるのが責務」と継続への決意を示した。
4選を決め「後援会や支援してくれた方々のおかげ。町民の皆さんに恩返しできるよう精いっぱい頑張りたい」と感謝を述べた。
草の根選挙で挑んだ新人で会社役員の谷川任宏さん(58)は同郷の選挙事務所で敗戦の弁を述べた。支援に感謝し「私の力不足。ご協力いただき、ありがとうございました」と頭を下げた。
「皆さんに恩返しを」 長崎・長与町長選 吉田さん4選
2024/04/22 [10:42] 公開