日本野鳥の会県支部は1月に実施した第26回県民鳥オシドリ県下一斉調査の結果をまとめた。調査した123地点のうち、生息を確認したのは67カ所、総数2045羽で、昨年の2028羽とほぼ同じだった。
オシドリはカモの一種で、1966年に県民鳥に指定。冬に本県へ飛来し、ドングリを好むため、シイやカシの木に囲まれたダムや池、川に姿を見せる。同支部は99年から対馬市を除く県内で一斉調査を行い、環境保全に役立てている。
生息数が100羽を超えたのは、川原大池(長崎市)136羽、勝本ダム(壱岐市)132羽、小ケ倉ダム(長崎市)123羽、阿奈田ダム(平戸市)100羽、山の田水源池(佐世保市)118羽、西山水源池(長崎市)117羽の6カ所。郡市別では佐世保市504羽、長崎市498羽、壱岐市338羽、東彼杵郡328羽-の順。
同支部によると、15年ほど前には6千羽のオシドリを見ることができたが、ここ数年は2300羽前後という。
県民鳥オシドリ 総数2045羽 昨年とほぼ同数 123地点調査、67カ所で生息確認
2024/02/29 [11:00] 公開