長崎県は19日、京都産業大(京都市)と学生のUIターン就職支援に関する連携協定を結んだ。県内企業の情報提供や周知、就職イベント開催などで協力する。
県は、県内産業の次世代を担う人材育成・確保を目指してUIターン就職促進に力を入れている。これまで専修大(東京)や久留米大(久留米市)など7大学と同様の協定を締結。うち関西は立命館大(京都市)に続き2校目となった。
京産大は、情報理工学部など計10学部に学生約1万5300人が在籍し、うち本県出身は約30人(昨年5月時点)。県は、企業誘致を図っている半導体・IT関連などに必要な理系人材の確保に期待する。
県庁であった締結式で大石賢吾知事は「学生が長崎の産業をけん引するリーダーとして活躍することを期待している。居住地としての魅力も発信したい」、黒坂光(あきら)学長は「学生に良い情報を提供して送り出し、長崎の発展に貢献できれば」とそれぞれ話した。
県によると例年、県内高校を卒業した大学進学者の6割以上が県外を選択。このうち本県に戻って就職するのは2割ほどという。
長崎県と京産大が連携協定 UIターン就職者の人材育成・確保へ
2024/02/20 [10:30] 公開