総務省が公表した2023年の日本人の人口移動報告によると、長崎市は転出者数が転入者数を上回る「転出超過」が2348人となり、全国の市区町村別ではワースト3位。佐世保市も1860人で同5位だった。
長崎市は22年比64人の拡大。市長崎創生推進室によると転出1万2363人(前年比224人減)、転入1万15人(同288人減)。
転出者は20~24歳が最多。15~34歳までの世代が上位を占めた。進学や就職が理由とされる。同市は昨年まで3年連続ワースト2位。転出が抑えられたのは、JR長崎駅周辺の再開発などが雇用に影響したとみている。
佐世保市政策経営課によると、転出超過は22年比で631人拡大。若者の雇用の場が限られたことが要因の一つとみられる。
22年と比較すると、20~24歳の転入者は159人減少。一方25~34歳の転出者は86人増えた。同年代は子育て世代でもあり、0~4歳の転出者も61人増加した。
2023年の転出超過ワースト市区町村、長崎市が3位、佐世保市が5位に
2024/01/31 [10:00] 公開