数十年に一度しか花を咲かせないというリュウゼツランの一種、アガベ・ホリダの花が佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)で咲き始めた。2月中旬頃まで楽しめそう。
キジカクシ科アガベ属。メキシコの標高2200メートル前後の火山の斜面に自生する植物。花茎が高く伸び多数の黄色い小さな花を咲かせる。開花に数十年を要し開花後に親株は枯死する。
同園は20種のアガベ属の植物を育てており、アガベ・ホリダは2022年11月から23年2月頃まで咲いたアガベ・デスメティアーナに続く開花。
アガベ・ホリダは昨年10月下旬から花茎が伸び始め、今年1月16日に最初の花が咲いた。現在は高さ約3.5メートルまで成長している。同園動植物企画課の山口夏実さんは「種類は異なるが昨年に続き今年も開花して驚いている。貴重な花の成長を見守りたい」と話している。
数十年に一度のお目見え! アガベ・ホリダが開花 佐世保・森きらら
長崎新聞 2024/01/30 [12:06] 公開