長崎県雲仙市小浜町の小浜神社(進藤喬薫宮司)は、今年の干支(えと)にちなみ、本殿の天井に描かれた龍をデザインした御朱印を初めて制作した。
天井絵は縦約5メートル、横約6メートル。作者不詳だが、旧本殿が建立された1679年に一晩で描かれたとされる。1792年、雲仙・普賢岳が噴火した島原大変の際に、この絵の龍が天に舞い上がり村人を溶岩から守ったという言い伝えがある。
御朱印は縦14.8センチ、横21センチ。天井絵をデザインした切り絵を台紙に重ねた2枚一組。500組用意し、1日から初穂料1500円で受け付けている。
進藤宮司は「迫力ある天井絵をぜひ見てほしい。昇り龍にちなみ、運気が上昇して良い年になりますように」と話した。
御朱印に天井絵の龍 雲仙市・小浜神社が初制作 「運気が上昇するように」 長崎
長崎新聞 2024/01/02 [15:30] 公開