核軍縮を巡る国際会議の傍聴や国内外で平和活動に取り組む「ナガサキ・ユース代表団」の12期生8人が決まり、任命式が6日、長崎市内であった。
同代表団は県と長崎市、長崎大でつくる核兵器廃絶長崎連絡協議会が2013年から毎年募集。最新の国際情勢を学び、行動に結び付ける人材を育成している。
12期生は長崎大4人、長崎大大学院3人、長崎外国語大1人。調漸会長が任命状を授与し「今年は多彩な人選。被爆地を背負って、国際舞台で活躍する人と交流してほしい」と激励した。
千葉県船橋市出身の江川航士朗さん(19)=長崎大工学部1年=は記者会見で「千葉と長崎の平和教育には差があり、その熱量を埋めるため応募した。全身全霊で頑張っていく」と意気込んだ。
12期生は来年7月末、スイス・ジュネーブで開催予定の核拡散防止条約(NPT)再検討会議第2回準備委員会に派遣される。
12期生決定 ナガサキ・ユース代表団 平和教育「熱量差埋める」
2023/12/07 [11:10] 公開