愛知県豊橋市の多目的屋内施設(新アリーナ)整備事業を巡り、バスケットボールやバレーボールなどの地元競技団体の関係者が12日、市役所を訪れ、事業継続を求める要望書を長坂尚登市長に提出した。昨年11月の市長選で整備中止を掲げて初当選した長坂氏は、事業者に対し、工事などの契約解除に向けた協議を申し入れている。
要望書は、住民の利用頻度が高い市総合体育館を補う施設として新アリーナ整備が必要と訴えている。長坂氏は明確な返答をしなかった。
提出後、豊橋バレーボール協会の西崇秀会長は記者団の取材に「子どもたちにいい環境をつくってほしい」と話した。