佐世保市栄町の佐世保玉屋(田中丸弘子社長)は9日、6月末で一時閉館することを明らかにした。田中丸社長は「一帯で計画されている再開発を進めるため」と理由を説明しており、閉館後は建物の取り壊しに入るとしている。一方、再開発に向けた準備組合の複数の役員は「再開発に向けた具体的な報告は聞いていない」としており、一時閉館がどの程度の期間に及ぶのかは見通せない状況だ。
田中丸社長は長崎新聞の取材に「再開発を進めるにあたってタイミングが来た。テナントには仮店舗で営業してもらう予定」と説明している。仮店舗をどの場所で営業するのかは明示しなかった。再開発については「現在コンサルタント会社と計画を進めている。新しい形で皆さんに喜んでもらえる施設づくりを進めたい」と話した。
佐世保玉屋は8階建て。営業を巡っては、新型コロナウイルスの影響などで規模を縮小した。昨年8月ごろまでは1、2階で営業していたが、現在は1階のみとなっており、客離れが進んでいた。
再開発は佐世保玉屋一帯の約5千平方メートルのエリアで計画されている。権利者でつくる栄・湊地区市街地再開発準備組合の古賀公至郎副理事は「田中丸社長は再開発すると言っているが、私は具体的に何も知らない。見通しは立っていないが再開発には期待している」と話した。
佐世保玉屋の起源は1806年に佐賀県で呉服店として創業。131年前の94年、佐世保に支店を開き、1920年に百貨店として開業した。
田中丸社長は長崎新聞の取材に「再開発を進めるにあたってタイミングが来た。テナントには仮店舗で営業してもらう予定」と説明している。仮店舗をどの場所で営業するのかは明示しなかった。再開発については「現在コンサルタント会社と計画を進めている。新しい形で皆さんに喜んでもらえる施設づくりを進めたい」と話した。
佐世保玉屋は8階建て。営業を巡っては、新型コロナウイルスの影響などで規模を縮小した。昨年8月ごろまでは1、2階で営業していたが、現在は1階のみとなっており、客離れが進んでいた。
再開発は佐世保玉屋一帯の約5千平方メートルのエリアで計画されている。権利者でつくる栄・湊地区市街地再開発準備組合の古賀公至郎副理事は「田中丸社長は再開発すると言っているが、私は具体的に何も知らない。見通しは立っていないが再開発には期待している」と話した。
佐世保玉屋の起源は1806年に佐賀県で呉服店として創業。131年前の94年、佐世保に支店を開き、1920年に百貨店として開業した。