西九州道「弓張トンネル」貫通式 全線4車線化は2027年度予定 佐世保

2023/11/13 [11:30] 公開

貫通を祝う関係者ら=佐世保市、弓張トンネル

貫通を祝う関係者ら=佐世保市、弓張トンネル

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 西九州道の佐世保大塔インターチェンジ(IC)-佐々IC間(約16.9キロ)の4車線化工事で、長崎県佐世保市の弓張トンネルの貫通式が10日、現地であった。トンネルの本体工事は2024年3月に完了予定。
 同トンネルは長さ2671メートルで、相浦中里ICと佐世保中央ICの間にある。20年12月に掘削を始め、約2年10カ月かけて10月に貫通した。高さは約7メートル、幅8.5メートル。8月に貫通した天神山トンネルを含め、同工事区間のトンネルは全て貫通した。全線4車線の供用開始は27年度を予定している。
 貫通式には施工業者や地域住民ら約110人が出席。発注者を代表し、西日本高速道路(NEXCO西日本)九州支社佐世保工事事務所の大岡慶巳所長が「(今後も)安全第一で事業の進捗(しんちょく)を図る」とあいさつ。宮島大典市長は「一日も早い全線開通に向けて、しっかりと事業協力していく」と述べた。