環境保護に取り組むNPO法人「ナチュラル・リソース・ダメージ・アセスメント・オブ・アジア(NRDAアジア)」(長崎市)は、国の天然記念物に指定されている海鳥カンムリウミスズメを長崎県五島市の男女群島・ハナグリ島で47年ぶりに確認したと発表した。
3日に発表。同法人によるとカンムリウミスズメは日本近海だけに生息する希少種で、推定生息数は約6千~7千羽。環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。普段は海上におり、繁殖期だけ陸地に巣を作る習性がある。
同島では1977年の環境省調査で生息が確認されたが、その後調査は行われていなかった。同法人は77年の調査報告に基づき今年3月、繁殖時期に合わせて同じ場所を調査。昼間は捕食のため海上で過ごし夜間に巣に戻ることから夜に観察を行い、船上からライトを当てて親鳥が陸に生息していることを確認した。洋上や陸上で約30羽の個体を確認。島内でカンムリウミスズメと思われる頭骨も採取した。
同法人の植松一良理事長は「47年間、同じ場所でコロニーを維持していた可能性が分かった。今後も繁殖維持のために何が必要か調査を継続したい」と話した。
3日に発表。同法人によるとカンムリウミスズメは日本近海だけに生息する希少種で、推定生息数は約6千~7千羽。環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。普段は海上におり、繁殖期だけ陸地に巣を作る習性がある。
同島では1977年の環境省調査で生息が確認されたが、その後調査は行われていなかった。同法人は77年の調査報告に基づき今年3月、繁殖時期に合わせて同じ場所を調査。昼間は捕食のため海上で過ごし夜間に巣に戻ることから夜に観察を行い、船上からライトを当てて親鳥が陸に生息していることを確認した。洋上や陸上で約30羽の個体を確認。島内でカンムリウミスズメと思われる頭骨も採取した。
同法人の植松一良理事長は「47年間、同じ場所でコロニーを維持していた可能性が分かった。今後も繁殖維持のために何が必要か調査を継続したい」と話した。