長崎県立大佐世保校(佐世保市川下町)の学生有志が、佐賀県伊万里市の梨を使ったクラフトビール「ありのみペールエール」を開発した。3~5日に佐世保市内で開かれるイベントで販売する。
開発したのは経営学部経営学科の馬場晋一講師の研究室に所属する学生。西九州させぼ広域都市圏の伊万里市と佐世保市の関係人口増加や、地域密着型ビジネスモデルの探究を目的に取り組んでいる。
今年の夏は馬場講師が担当する授業の一環で、伊万里市の農家から提供された梅を使って梅ビールを開発、販売。今回は研究室の取り組みとして行った。
梨はJA伊万里から提供を受け、製造は佐世保夕陽麦酒(佐世保市湊町)に委託。冬に合うようにと「梨の豊潤な香りと麦の深い味わいをゆっくり楽しめる」ビールにした。12月上旬まで伊万里や佐世保のイベントで販売する。
3年の樋口大樹さん(21)は「香りを楽しんでもらえるように10度程度で提供する」、同年の小田さくらさん(20)は「苦味とフルーティーさのバランスがいい。ぜひ味わってほしい」と来場を呼びかけている。
3~5日午前10時半~午後4時半、佐世保駅前広場(三浦町)で行われる「えきマチ1丁目佐世保 21周年感謝祭」で販売する。1杯340ミリリットルで800円。
豊潤な香りを楽しんで! 梨のクラフトビール 長崎県立大の学生が開発、佐世保市などで販売
2023/11/02 [12:00] 公開