与野党一騎打ちとなった衆院長崎4区補選は14日、告示後初めての週末を迎えた。立憲民主前職の末次精一候補(60)と自民新人の金子容三候補(40)は、買い物客らでにぎわう佐世保市の繁華街を中心に駆け回り、支持拡大を狙って街頭演説などに汗を流した。
■末次候補
末次候補は選挙カーで市内の合併旧町などを回った後、市中心部などでマイクを握り「暮らし優先の政治」への転換を繰り返しアピール。「利権の政治か、暮らしの政治か。どちらの政治を選択するかで暮らしが変わる。長崎から政治を変えよう」と力を込め、支持者らと握手を交わした。佐世保重工労組と全駐労の定期大会に足を運び、協力を求めた。
応援に来た立民の杉尾秀哉参院議員は「与野党の勢力が拮抗しなければ、おかしな政治は変わらない」と支援を呼びかけた。
■金子候補
金子候補は松浦市のイベントを回った後、午後から三、四ケ町アーケードなどで街頭演説。物価高から市民の暮らしを守ることや防衛力強化、自衛隊員の待遇向上を訴え「必ず皆さまの声、思いを国に届ける。1票をお与え下さい」と声を張り上げた。自民の青山繁晴参院議員と練り歩き、買い物客と握手を交わした。
金子候補は告示前のスーツ姿から打って変わり、告示日からはスポーツウエア姿で選挙運動。この日も白いウエアを着て軽快に動き回り、若さと行動力をアピールした。