長崎市内で路面電車を運行する長崎電気軌道は28日、納涼ビール電車の運行を開始する。昨年は新型コロナウイルス禍で人数制限などをしていたが、今年は従来通りの形で実施。夏の風物詩で、ビールを片手に車窓を流れる夜の景色を楽しむことができる。
崇福寺電停を午後7時に出発し、蛍茶屋、桜町、長崎駅前、浦上車庫、大波止を経由して戻る約1時間半のコース。9月9日まで月~土曜各日1便運行する。
26日は招待客ら20人が乗車。冷えたビールで乾杯し、車窓からの眺めや○×ゲーム大会を楽しんだ。友人と4人で参加した同市大浜町の会社員、中村隆義さん(54)は「お酒を飲みながら景色を楽しめて最高」と5杯目のビールを片手に話した。
予約制で、料金はビール、焼酎、ウイスキー、ウーロン茶など飲み放題と弁当付きで1人4400円。8月19日までの運行分は完売した。8月21日~9月9日の運行分は8月7日の正午から販売する。購入は電子チケット販売サイト「ライブポケット」から。クレジット決済のみで、会員登録が必要。
「かんぱーい!」 納涼ビール電車 28日運行開始で9月9日まで 長崎電気軌道
2023/07/28 [12:30] 公開