長崎県雲仙市小浜町雲仙の仁田峠(1080メートル)で、約10万本のミヤマキリシマが見頃を迎えている。8日には久しぶりの青空が見られ、濃淡鮮やかなピンクの花々が仁田峠展望所周辺に広がり多くの観光客らが訪れた。
雲仙のミヤマキリシマは雲仙ツツジとも呼ばれ、県と同市の花に選ばれている。雲仙ロープウェイによると、仁田峠では昨年同様に今月20日ごろまで楽しめるという。さらに高い妙見岳(1333メートル)、国見岳(1347メートル)では同下旬に見頃を迎える見込み。
夫婦で雲仙温泉旅行中に展望所を訪れた大阪府箕面市の稲田滋さん(65)は「ミヤマキリシマを楽しみにして来た。色が少しずつ違って素晴らしい」と花を見詰めながら話した。