かつて外国人居留地として栄えた長崎市東山手、南山手、大浦各町一帯に、貿易商トーマス・グラバーの出身地スコットランドゆかりの「長崎タータン」をデザインに取り入れたストリートフラッグがお目見えした=写真=。
長崎タータンは、市花のアジサイを象徴する紫などのラインが入った格子模様。地元の飲食店や土産店でつくる「長崎居留地アベニュー実行委員会」が地域のにぎわい創出に向けてデザインを募集し、同市のデザイナー、中村圭太さん(44)の作品を選んだ。
地元の大浦天主堂にちなみ、中央に「十字架」を配したデザイン。3月に約30カ所に掲示した。コロナ禍で落ち込んだ客足がようやく戻りつつあり、山下祐之介副会長は「フラッグを見て、地域や観光客の皆さんの気分も上がれば」と願う。
長崎×スコットランド 「十字架」デザインのフラッグがお目見え
長崎新聞 2023/04/18 [11:20] 公開