長崎県内の多くの公立小学校で11日、入学式があり、新1年生が希望を胸に学びの門をくぐった。本年度末で閉校する長崎市千々町の市立南小(田川雄一校長、7人)には最後の新1年生となる1人が仲間入りした。
同校は1952年に開校し、ピーク時の62年には210人が在籍。少子化の影響で年々、児童数が減少し、来年4月、茂木小に統廃合される。
式では新1年生の橋本葵さん(6)を前に、田川校長が「あいさつや返事など、どんどん自分からできるようになろう」と激励。在校生6人は琴とピアノで「さくらさくら」などの演奏を披露して歓迎した。
橋本さんは「みんなでお外で遊びたい」と学校生活を楽しみにしている様子。父親の一也さん(43)は「1人で大変だと思うけど、楽しく元気よく学校に行ってほしい」と話した。
長崎県教委によると、本年度は県内公立小に約1万500人が入学した。
最後の新入生 本年度末で閉校、長崎市立南小で入学式
長崎新聞 2023/04/12 [11:00] 公開