東京証券取引所で18日、日産自動車の株価が値幅制限いっぱいのストップ高で取引を終えた。終値は前日比80円(約24%)高の417円60銭。ホンダと経営統合に向けた協議に入るとの期待から買い注文が膨らんだ。日産と企業連合を組む三菱自動車もストップ高の487円20銭で終わった。
一方のホンダの終値は前日比39円安の1244円50銭だった。日産を救済するための経営統合協議と市場で受け止められ「ホンダの利益が日産のために使われるとの懸念が出た」(大手証券アナリスト)との声が出た。
東証は経営統合協議入りを巡る報道の真偽を確認するため、日産株の売買を午前8時20分から同9時前まで停止した。