大阪府警、万博訓練にVR パビリオンで火災想定

共同通信 2025/04/08 [19:05] 公開

専用ゴーグルを装着し、VR技術を活用した訓練を行う会場警察隊=8日午後、大阪市此花区

専用ゴーグルを装着し、VR技術を活用した訓練を行う会場警察隊=8日午後、大阪市此花区

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 大阪・関西万博開幕を目前に控え、大阪府警は8日、人工島・夢洲(大阪市)の会場内施設で、仮想現実(VR)技術を活用した訓練を実施した。VR上に再現したパビリオンで火災が発生したと想定し、警察官らが疑似体験しながら避難誘導の手順を確認した。

 訓練には、会場内の事件事故などに対応する会場警察隊の5人が参加。専用ゴーグルを装着し、手に持ったコントローラーでVR内のアバター(分身)を操作した。再現されたパビリオン「日本館」西側が火災になったとして、来場者の避難経路や、誘導する警察官の配置場所を確認した。

 府警によると、万博に限らず訓練にVRを導入するのは初めて。