大阪・関西万博開幕を目前に控え、大阪府警は8日、人工島・夢洲(大阪市)の会場内施設で、仮想現実(VR)技術を活用した訓練を実施した。VR上に再現したパビリオンで火災が発生したと想定し、警察官らが疑似体験しながら避難誘導の手順を確認した。
訓練には、会場内の事件事故などに対応する会場警察隊の5人が参加。専用ゴーグルを装着し、手に持ったコントローラーでVR内のアバター(分身)を操作した。再現されたパビリオン「日本館」西側が火災になったとして、来場者の避難経路や、誘導する警察官の配置場所を確認した。
府警によると、万博に限らず訓練にVRを導入するのは初めて。