【ウィーン共同】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権に対抗する「国民抵抗戦線」(NRF)の幹部が19日、オーストリアの首都ウィーンで取材に応じた。日本財団の招きで訪日した暫定政権のナザリ経済副大臣らが外務省幹部らと面会したことに「アフガンの人々は失望している」と批判した。
NRFは2001年に暗殺された国民的英雄マスード司令官の息子、アフマド・マスード氏が指導者で、北東部パンジシール州を中心に活動する。取材に応じたのはNRF政治部門トップのアブドゥラ・ケンジャニ氏。タリバンが権力を掌握する前の政権で、平和担当の副大臣を務めた。