「させぼe旅ポイント」開始 ふるさと納税で市内観光を満喫 長崎・佐世保

2024/08/26 [11:42] 公開

長崎県佐世保市は現地決済型ふるさと納税「させぼe旅ポイント」を始めた。旅行客らが市に寄付すると、返礼品として飲食や宿泊などに使えるポイントを即座に受け取ることもできる。
 市が2023年度に導入した地域通貨「させぼeコイン」事業の一環。「e旅ポイント」は、ふるさと納税の返礼品なので市民以外の人が対象。スマートフォンのアプリから寄付すると、寄付額の30%分のポイントがその場でアプリに反映され、対象店で利用できる。アプリ以外からの寄付であれば10日以内にポイント獲得のためのURLがメールで届く。
 e旅ポイントを利用できるのは地場産品基準を満たした商品やサービスを提供する飲食や観光施設、宿泊施設などに限定。1ポイント1円として使うことができる。市は「“外貨”を取り込み、市内での消費につなげていきたい」としている。
 市への寄付額は近年、23億円前後で推移。総務省の発表によると23年度は県内トップで全自治体で91位(22年度74位)だった。