17日午前の東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル=141円台後半を付けた。東京市場で141円台を付けるのは昨年9月下旬以来、約7カ月ぶり。米関税強化で世界経済が減速するとの懸念から、比較的安全な資産とされる円を買ってドルを売る動きが出た。
午前9時現在は前日比18銭円高ドル安の1ドル=141円92~94銭。ユーロは11銭円高ユーロ安の1ユーロ=161円70~77銭。
取引開始直後は、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が16日の講演で、利下げなどを慎重に判断する姿勢を維持したことも円買いドル売りの材料となった。